今回は、岐阜県垂井町の「レザーファクトリー」で行われた「レザークラフト」の体験レッスンの様子をご紹介します。
作品は、キーホルダーとカードケースの2種類から選ぶことができます。
参加者のうち、3人はキーホルダーを、1人はカードケースを選びました。
インストラクターの仁美先生の指導のもと、体験レッスンスタート!
作業台には大理石の打台とさまざまなデザインの刻印棒が用意されていました。
まずは試し打ち用の革で刻印のコツを掴みます。
さまざまな刻印棒から思い思いの柄を選び、キーホルダーに刻印していきます。
「初めから完璧なものはできません。試し打ちのような気分で気楽に楽しんで打ってください」と仁美先生。
思い切り良く打刻することで、鮮やかな凹凸が生まれます。
刻印後、汚れや傷を防ぐ仕上げ剤を表面に塗り、キーホルダーに丸みをもたせるための革を貼り面取りをします。
リングを通し、端と端を重ね合わせボンドで貼ったら、縁から5mmのところに特殊なカッターで溝を作り、菱目打ちでステッチを施す穴を開けます。
縫製のミシン目のようなステッチを施していきます。
糸の両側に針を通し、表面と裏面の両面から交互に針を刺していきます。
互いの糸を裂いてしまわないように、しっかり引き締めながら縫い進めるのがキレイに仕上げるコツです。
最後にコバ面(革の断面)に仕上げ剤を塗り、磨き上げたら完成です。
一方のカードケースは刻印がメインのシンプル工程。
ヌメ革は使っているうちに傷が付きやすいので、全面に柄を施したデザインがおすすめだと、インストラクターの仁美先生。
シンプルな柄だからこそ、力加減や配列が難しいようでしたが、出来上がりは味わいのあるものとなりました。
刻印が完了したら、仕上げ剤を塗布しガラスで磨き上げます。
その後、ビニールのカードケースと共に金具を差し込んだら、作品の完成です。
2時間ほどの体験を終えた体験者のみなさん。
カードケースを作られたけいこさんは、「無心になって刻印ができ、集中している時間が楽しかった」とのこと。
下は完成後の作品。それぞれの個性が生きた、世界にひとつだけの素敵な作品に仕上がりました。
ヌメ革は経年変化が楽しめるので、使い続けるうちに独自の味わいが出て、一層愛着が湧きそうです。
仁美先生、ひとみさん、まさみさん、くにえさん、けいこさん、素敵な時間をありがとうございました。
レザーファクトリー フジツカ